【二度と失敗しない】防犯カメラ
【二度と失敗しない】
防犯カメラ レコーダーの選び方
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ここでは防犯カメラ用レコーダーについて解説します。録画機とも呼ばれます。
レコーダー(録画機)は、DVRとNVRに大別されます。
いきなり専門用語がでてきました。
慌てることはありません。専門用語に惑わされてはいけません。
難しくもなんともないことが、単に横文字の専門用語になっているだけです。
DVRとNVR
DVRはデジタルビデオレコーダーのことです。おおざっぱに言えば、アナログの防犯カメラに接続され、アナログの映像信号をデジタル化してHDDに記録するものです。アナログカメラは同軸ケーブルを用いて配線されます。
一方、NVRはネットワークビデオレコーダーの略です。IPカメラ(ネットワークカメラ)からのデジタル映像信号をHDDに記録します。IPカメラ(ネットワークカメラ)はLANケーブルで配線されます。
DVRの接続図
まずは、アナログの防犯カメラに用いられるDVRの接続図を見てみましょう。
アナログカメラにはワンケーブル方式とツーケーブル方式があります。これらの違いについては、別の記事「アナログカメラシステムの分類」にてまとめてありますので、興味のある方はご一読ください。

DVR
ルーター
電源ユニット
同軸ケーブル
ワンケーブル型

同軸ケーブル
DVR
ルーター
ツーケーブル型
NVRの接続図
次に、IPカメラ(ネットワークカメラ)に用いられるNVRの接続図を見てみましょう。
NVRには、PoEハブ一体型とPoEハブ別置型がありまあす。これらの違いについては、別の記事「ネットワークカメラシステムの分類」にてまとめてあります。

LANケーブル
NVR
ルーター
NVR PoEハブ内蔵型

LANケーブル
NVR
ルーター
PoEハブ
NVR PoEハブ別置型
PoEハブ別置型を眺めてみます。
例えば、ビルの4階と5階にIPカメラを5台ずつ設置し1階で集中監視する場合を考えます。
この場合、PoEハブを4階に設置すると、PoEハブ~1階の配線はLANケーブル1本のみです。
カメラからの映像データ量によっては、モニターでのリアルタイム映像が実際の出来事より遅延する場合があります。
とはいえ、ケーブルは1本ですので安価です。

PoEハブ
NVR
PoEハブとNVRの接続は、LANケーブル1本
PoEハブ別置型NVRは、一方向にまとまって防犯カメラを設置する場合に有利です。
主な用途は、ショッピングセンターや高層ビルなどです。
ここで、DVRツーケーブル型の配線図とNVR(PoEハブ内蔵型)の配線図を比べてみてください。
大きな違いはありません。
用途は、双方とも小規模~中規模施設、防犯カメラ台数は、4台~20台程度に最適です。
コストパフォーマンスを考えると、アナログシステムに軍配が上がります。
操作性
店舗などほぼ毎日のように再生やバックアップをする施設では。「操作性」は極めて重要です。
「再生するのにマニュアルがないとできない」という操作性では話になりません。
またこのような施設では、警察からの捜査協力要請も多いものです。
「マニュアルがないとバックアップのやり方がわからない」では困ります。
そもそもマニュアルの置き場もわからない、というケースは多いと思います。
マニュアル無しで、直感的に(非常に簡単なPC操作のように)操作できるのが理想です。
DVRやNVRの導入検討時は、実際に機械を操作し、操作がフレンドリーか確認したほうがいいでしょう。
映像信号
DVR
アナログカメラの信号には、CVBS、AHD、TVI、CVIがあります。
画素数100万画素以上のメガピクセルカメラ用の信号は、AHD、TVI、CVIですが、日本で最も普及しているのはAHDです。130万画素~800万画素(4K)までラインナップされています。
DVRによっては、これらすべての信号に対応していないものもあります。将来的なことを考えると、これ らの4種類の信号に対応していることが求められます。
アナログカメラの互換性
ツーケーブル型の場合
信号形式が同じであれば、各メーカー間で互換性があります。
例えば、A社のAHD信号の防犯カメラが不具合になった場合、B社のAHD信号の防犯カメラに入れ替えることができます。
DVRも同様に、A社のAHD対応のDVRが不具合になった場合、B社のAHD対応DVRに入れ替えることができます。
ワンケーブル型の場合
この場合、注意が必要です。
ワンケーブル用電源ユニットと防犯カメラは、基本的に同一メーカー品でないと動作しません。
例えば、A社のAHD信号の防犯カメラとワンケーブル用電源ユニットを使用していて、どちらかに不具合が発生した場合を考えてみましょう。
いずれもA社の製品でないと動作しません。
B社製品に入れ替えたいのならば、防犯カメラとワンケーブル用電源ユニットをセットでB社製のものにする必要があります。
一方、DVRは、信号形式が同じであれば、どこのメーカーの製品でも問題なく動作します
NVRとIPカメラの互換性
NVRはIPカメラと接続されます。
大ざっぱにいうと、NVRはIPカメラとペアで動作します。各メーカー間で互換性は無いので注意が必要です。
例えば、A社製のIPカメラとNVRを利用していて、IPカメラに不具合が発生した場合を考えてみましょう。
IPカメラ入替え選択肢はA社に限られます。他社製品に入れ替えたいのならば、IPカメラとNVRを同時に入れ替える必要があります。NVRに不具合が発生した場合も同様です。
NVR導入時には将来的に発生するメンテナンス費用も充分に考慮する必要があります。
防犯カメラの画素数
防犯カメラの画素数にもいろいろあります。
現在の主流は200万画素(フルHD)です。
アナログ防犯カメラでは800万画素(4K)レベルまでラインナップされています。
一方、IPカメラでは1000万画素超の製品もあります。
DVRやNVRの対応画素数が、カメラの画素数以上でないとモニターに表示すらされない場合があります。

リアルタイム映像の出力解像度
せっかく高解像度のカメラを導入したにもかかわらず、モニターへの出力解像度が低いと、カメラの性能を充分に発揮できません。
例えば、次のような組み合わせを考えてみましょう。
事例①
800万画素防犯カメラ
レコーダー
フルHDモニター
あるいは
事例②
200万画素防犯カメラ
レコーダー
4K(800万画素)モニター
事例①の場合、800万画素カメラを導入したにもかかわらず、モニターには200万画素として出力されてしまいます。このケースでは、カメラを200万画素にダウングレードするか、モニターを4Kにアップグレードしたほうがよさそうです。
事例②の場合、デジタルズームする場合もありますので、モニターがオーバースペックだとは言い切れはしませんが、あまりお勧めできる組み合わせではありません。
一般的に、モニターを200万画素(フルHD)にダウングレードするか、カメラ画素数を4Kにアップグレードしたほうがいいと思われます。
記録される画素数
これも重要です。
高解像度カメラを接続しているにもかかわらず、低解像度で記録している場合があるからです。
例えば、
800万画素防犯カメラ
レコーダーへの記録は200万画素
モニターは4K(800万画)モニターを使用
というような場合です。
このケースでは、リアルタイム映像は鮮明にモニター出力されますが、記録映像は200万画素になっています。過去の映像を再生して初めて気づく残念なパターンです。
確認すべきポイントは
①防犯カメラの画素数
②レコーダーの記録解像度(画素数)
③モニターへの出力解像度
④モニターそのものの解像度
です。
これら①~④は一致しているのが望ましいです。
予算に余裕があるのならば、③と④をカメラ解像度よりも高いものにすれば、より一層鮮明な画像になります。
HDD容量
高解像度のカメラを導入し、高解像度で録画するのであれば、それに見合ったHDD容量を確保する必要があります。
安価に記録日数をかせぐために、HDDを増やすのではなく、記録レート(1秒間あたりに記録されるコマ数)を落としている製品もあります。
記録レートは10コマ以下になると、再生時にややカクカクしたぎこちない映像になってきます。特に走行中の車を撮っている画像に顕著にあらわれます。
記録レートは15程度を確保し、希望する保存記録日数から逆算して必要HDD容量を決めたほうが無難です。
記録映像の鮮明さや滑らかさと、記録日数は相反します。
記録映像の鮮明さと記録日数を同時に求めるのならば、HDD容量を増やすべきです。
余談ですが、HDDは防犯カメラ専用の製品でなくてはなりません。
格安のDVRやNVRで、PC用の安価なHDDを採用している製品も見受けられますが、これはいただけません。
寿命が短くなります。

1000万画素クラスのカメラは必要か?
好みの問題もありますので難しい質問です。
ですが、「一般的に」言って、そのような解像度のカメラは現状ではオーバースペックです。
「一般的に」と断ったのは、高解像度での記録映像を極端にデジタルズームして確認する場合もありうるからです。
ですが、一般的なユーザーを考えると、400万画素~800万画素レベルのカメラ映像を、せいぜい4Kモニターで再生する程度で充分でしょう。
遠隔監視
今や遠隔監視機能は標準です。この機能が付属してない機器は存在しないでしょう。
遠隔監視でおさえておくべきポイントは一つだけです。
レコーダーで要求されるIPが、固定IPか動的IPかを事前に確認しておくべきです。
遠隔監視に固定IPが必要な場合、プロバイダーに別途費用を支払うケースがほとんどです。
レコーダーが動的IPに対応していたほうが安上がりです。
遠隔監視については、「スマホやPCでの遠隔監視」でも解説しています。
まとめ レコーダー選定の確認ポイント
レコーダー選定で特に重要なポイントは
-
DVRであれば、4種類の信号形式(CVBS、AHD、TVI、CVI)に対応すること
-
カメラ解像度4K対応
-
モニター出力機能は4K以上
-
監視カメラ専用のHDDを内蔵していること
です。
参考までに、私がこれまでに利用した中でも信頼のおける施工業者を挙げておきます。